《東京都現代美術館》子連れお出かけレポート おすすめランチや混雑状況など
とにかく、わかりにくい現代アート・・・!
個人的には”「現代アート」とは、「今の時代」を鋭い嗅覚で嗅ぎ取って「新しい視点」を投げかけている行為の一つ”のように感じています
だからこそ、よくわかんないけれど、その「感覚」を感じることが大事であるような気がしています
私にとってそれは、新しいアイデアへの喚起だったり、知らず知らずのうちに「常識」にとらわれてしまう自分の固くなった考え方へのマッサージに近い感覚
そんな思考のマッサージを期待して、2019年にリニューアルしたばかりの東京都現代美術館へ行ってきました!
話題のレストランやカフェも館内にオープンし、行ってみたいなーとずっと思っていた場所の一つ
コロナ後の館内の様子や混雑具合、おすすめランチ情報などまとめました
今回はいけませんでしたが、次回是非チャレンジしたい周辺エリア情報もありますので、現代美術館往訪とセットで楽しんでみてはいかがでしょうか?
Contents
「子どもに優しい美術館」としてリニューアル
優しくなったポイントとは?
2019年に3年の大規模改修期間を経てリニューアルオープンした東京都現代美術館
子どもが楽しい仕掛けや子育て世代に嬉しい「優しくなったポイント」をまとめました
<優しくなったポイント①>
サインや館内の雰囲気が優しくなった
入ってみて一番初めに気が付くことはグラフィックサインが優しい点
それもそのはず建築家である長坂常さんとアートディレクターである色部義昭さんがタッグを組んでリニューアルを手掛けているのです
長坂さんと言えば「ブルーボトルコーヒー」の空間デザインを手がけた方
色部さんも「OsakaMetoro」のCI計画で亀倉賞を受賞した方
というわけで素敵空間ができた背景を一人納得・・・
親しみやすくわかりやすいハイセンス感が「今っぽい」空気を醸し出している
それはおしゃれなカフェでくつろぐことで、自分もおしゃれな人になってしまったような(自分のダサさは依然そなままなのだが)そんな感覚になれる部類のもの
貸し出しベビーカーもひと味違います(笑)
安定性の高いバギーの場合おしゃれなものは海外メーカーが多いのだが、これは岐阜の工場でつくられている数少ない国産ストローラー。車いすメーカーが手掛けるベビーカーだけあって、安定性と乗りごごちはバツグン!
(乗っている息子本人に聞いていないので想像ですが)
(実は初めて買ったベビーカーがこれだったので、審美眼にお墨付きを頂いたような気持ちに勝手になって、おもわずニンマリしていた)
<優しくなったポイント②>
子ども連れに優しいレストランやカフェが入った
これを目当てに来たといっても過言ではない・・!
レストラン「100本のスプーン」とカフェ「二階のサンドイッチ」
子供連れには嬉しいことが沢山のこれらの施設もリニューアル後の館内デザインとぴったりとあわさりこれまたおしゃれ感満載
自分さえ写りこまなければ、大体おしゃれに見えるように撮れることうけあいです
<優しくなったポイント③>
こどもとしょしつができた
地下1階の美術図書室の中に新たにオープンしたこのエリア
子ども向けの美術やアートに関連した本がその場で自由に読めるようになっています
見ているだけで子どもの想像力が膨らんでしまうような(←妄想です)おしゃれな絵本も多いそう
今回はゆっくり見れなかったけれど次回は絶対に行く!と誓った場所
<優しくなったポイント④>
リニューアル前からだけどおむつ替えや授乳室エリアも充実
館内には多くのおむつ替えエリア授乳室があり、スペースも広く確保されていて子連れには嬉しい配慮
もちろんベビーカーで回る導線もわかりやすく案内され、ストレスなく回ることができました
館内の様子と混雑状況 子供は楽しめる?
コロナ渦での子連れ公共施設は、「混雑」が一番気になるところ・・・
公式HPにも混雑時には入場規制ありとのお知らせも出ていたので早い時間に行こうと、開館時間を目指して行きました
美術館へは10:15頃到着
チケットカウンターも混雑している様子もなく、スムーズに入ることができました
滞在していたお昼時間くらいまでの間、館全体として混雑している様子もなく、ゆったりと過ごすことができました
今回行った展示会は9月27日まで開催の「おさなごころを、きみに」展
親子や幅広い年齢層がともに美術館を訪れ、誰もが持つおさなごころを体験的に問い直し、優れた芸術表現の可能性を知る「はじめの一歩」となる企画として「おさなごころを、きみに」展を開催します
本展は、かつてこどもだった私たち―大人が忘れてしまったクリエイティブな「おさなごころ」を思い起こし、メディアテクノロジーによる作品や映像を通して、こどもと大人が一緒に楽しめる展覧会です
東京都現代美術館 企画展紹介
ということで、2歳の息子も楽しめるかな?とも思ってのチョイス
2歳児がどこまで楽しめたか?という点に関しては、「まあまあ」という感じでした
これは現代美術館に限らずどの企画展にも言えることですが、やはり幼児にとって世界を確かめる術は「見ること」だけでなく「触ること」も大きい
その中で「見るだけ」のものは楽しさの半分を失っているといって過言ではないと感じています
コロナ禍においてそれがNGであるからこそ小さな子どもにとって「わくわく」することへの新たなアプローチを考えるきっかけにもなるのか?と思いながら鑑賞しました
それは大人にとっても同じことでとにかく感じて楽しもうよ、というスタンスも好きだけれど、その背景を知ることでもっと楽しめるということもあると思う
(世にいう「ハイコンテクスト化」といわれる「美術作品そのものだけでなく、直接的には見えない文脈を含めての理解」というシロモノ)
だからこそ「その背景」を、鑑賞とともに、楽しく教えてくれないだろうか?もしくは問いかけてくれないだろうか?と思ったり・・・
(一言でいえば、自分の不勉強からくる、理解不足のフラストレーションにて、この深堀りは改めて行うことにします)
とは言えなんやかんや楽しみました
(結局楽しんでいる・・・!)
おすすめランチスポットと混雑回避方法
さてさて展示会はじつはおもけなのでは?というくらい重要なのがランチ!
やはり王道セレクトであり、リニューアル後初の往訪ならば外せないのは、
そう「100本のスプーン」
行った感想としてはやはり「間違いない!!」
他の店舗でも言えることですが、「100本のスプーン」魅力は以下2点!
①子連れに優しい配慮がたくさん
②おしゃれで美味しい
100本のスプーン魅力1つめ:子連れに優しい配慮がたくさん
ベビーカーがあったり、荷物が無駄に多いのが子連れの受難
<嬉しい配慮点①>空間ゆったり
広めに座れるように各座席の配慮があり、また隣の席とも十分に離して配席されており
子連れには嬉しい限りの配置なのです
<嬉しい配慮点②>月齢にあわせた初期・中期・後期の離乳食を無料で提供
我が家はもう卒業してしまいましたが、このサービスを知ったときは感動しました!
<嬉しい配慮点③>子どもが遊べる店内アート
1)「額縁のなかのアートになれるボックスシート」
座っている自分たちが、壁に飾られている額の中に映し出されれる仕組みの席。
自分たちが絵画になってしまう体験ができるそう!
2)メニューが塗り絵
100本のスプーンおなじみの子どもが喜ぶサービス
美術館の中にある店舗とあって塗り絵は「モナリザ」
色鉛筆を借りて今回もぬりぬり・・!待ち時間が楽しいのが嬉しいです
3)シールを貼って彫刻作品づくりに参加
現在は感染防止対策で中止となっていますが、以前はシールを貼って楽しむオブジェ体験ができたようです。う~ん残念
100本のスプーン魅力一2つめ:おしゃれで美味しい
なんといってもこれです!
どれも美味しい、いちいちおしゃれ
今回は「オトナのランチコース」と「コドモのランチコース」をそれぞれ頼み3人でシェアしました
食べたり食べなかったりの食べムラのある息子が残してしまうことを考慮してのチョイス
予想的中でちょうどいい(ちょっと足りない?)くらいの良いあんばいになりました。コースとあっていろいろ楽しめ大満足!
このほか大人と同じものを食べたい子どものためのハーフサイズのメニューも充実しており、何度行っても目うつりそちゃいます
さてさていいことずくめの「100本のスプーン」ですが、嬉しくないこともあります
それは
①価格が高め
②いつでも混んでいる
①②共にクオリティーに比例することなので仕方ないことですが、小さな子供連れとしては待ち時間は避けたいところ
混雑回避方法
方法は下記3通り
①<土日お昼時間を狙う場合>最初に店舗へ行き、名前記入の上、携帯呼び出しにすべし
土日祝日の昼前後は、言わずもがな混み合います
先に記入したうえで展示会を見る、というのが良いでしょう
※注意点 意外と早く呼ばれる場合があります
私が行った日は、お昼ごろの案内で30分程度の待ち時間でした
(他店舗だと1~2時間待ちがざらだったりするので、比較的待ち時間の少ない店舗だと思います)
②<土日早めに行動できる場合>開店直前の10:50~を狙う
11:00オープンなので、開店直後を狙えば1回転目に滑り込め、待ち時間をセーブできます
③<平日の場合>予約する
土日祝日はできませんが、平日は予約ができるので、予定が事前に決まっている人は予約がベター
但し、平日は館全体が空いているので、予約なしでもスムーズに入店できたりもします
(今回はいけなかったけど)おすすめ周辺情報
本当はいろいろ行きたかったけれど暑さにやられ泣く泣く断念
備忘録をかねて行きたいところをリストアップしました
・深川江戸資料館
・清澄庭園
・ブルーボトルコーヒー清澄白河
・木場公園
一番の楽しみだったじゃぶじゃぶ池は感染予防のため、今年度は閉鎖されているようです・・泣
・イチゴイチエ
・「こどもとしょしつ」
まとめ
今回往訪した東京都現代美術館
新しいおしゃれスポットも次々にオープンしている清澄白河エリアということもあり、もっといろいろ楽しみたかったのですが、暑さにやられました・・・!
子連れ往訪は特に次のことに気を付けて!
「意外と駅からあるぞ、現代美術館」
アクセスみればわかるわ!と思うかと思いますが、念のため・・・
といいますのが、清澄白河駅から美術館までの約10分~15分程度の距離
後半は特に日陰エリアが少ないため、想像以上に夏場の移動がしんどいです!!
子連れは無理せずタクシー利用などをしたほうが懸命だと思いました!
普段外歩きに慣れているから大丈夫!と思っていましたが、後からじわじわと疲労感が現れました
結果、清澄白河エリアの散策は断念・・・
この猛暑、外散策はくれぐれもお気を付けください・・!
「STEM教育」が注目されている昨今、子どもと一緒に「アート」に触れて楽しみ考える機会にもなる美術館往訪はとてもおすすめです!
暑さ対策だけ万全にして、是非行ってみてください!
「おさなごころを、きみに」展は9月27日まで
参考資料
PEN 東京都現代美術館がリニューアル。長坂常と色部義昭が考えた「普段使い」の仕掛けとは?
【HP】https://www.pen-online.jp/feature/design/new_MOT/2
アートと子どもの距離が近い! 生まれ変わった「東京都現代美術館」で遊ぼう
【HP】https://woman.excite.co.jp/article/child/rid_KodomoManabiLabo_46797/
100本のスプーン東京都現代美術館館内
【HP】https://100spoons.com/mot/
美術教育と現代美術 教育の目的と教科構造の見直しに関する一考察 丸山浩司 多摩美術大学教職課程
【HP】file:///C:/Users/Ktanno/Downloads/maruyama2_kyoshoku.pdf
感性を磨くアート教育。子どもと楽しめる美術館
【HP】https://w.grapps.me/childcare/201094/
現代アートってどう観ればいいの? 鑑賞の仕方を『笑点』に例えて教えてもらいました
【HP】https://spice.eplus.jp/articles/196682
STEAM教育とは?事例や課題、STEM教育との違いをまるっと解説
【HP】https://studystudio.jp/contents/archives/36719
STEAM Japan
【HP】https://steam-japan.com/about/
100本のスプーン 東京都現代美術館内
【HP】https://100spoons.com/mot/
東京都現代美術館
【HP】https://www.mot-art-museum.jp/
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